■ 能勢電と阪急の立体交差

能勢電61型が無事組み上がった頃、雑誌RMMに「お立ち台でワンセット」(西村慶明氏)という企画が掲載されており、それに刺激されて61用の小さなジオラマを作ってみようと思い立ちました。
テーマとした場所は、能勢電川西能勢口〜川西国鉄前間の阪急をアンダークロスする場所で、国鉄前側が30R、能勢口側が40RのSカーブの途中(昔の能勢電にはさらに急なカーブもありました)、コンクリートの遊歩道ができる以前の姿(のつもり)です。能勢電の線路があった頃は、毎日のようにその横を通っていましたが、いざ再現するとなると細部は覚えていないものです。その後資料が増えて誤りも分かってきましたが修正はしていません。

机の上でも邪魔にならないようにということで、30cm×30cm、ちょうど既製品のアクリルカバーが合うサイズにしています。最近になって高頭アトリエの複線架線柱とVerlinden Productionsの樹木を追加しました。

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阪急の線路は右(能勢口方)が高くなっているように見えていますが、実際は逆です。
築堤の下には木の柵が設けられた時期もありました。

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デッキガーダーの鉄橋はプラ板製です。

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小川の表現にはリキテックスのグロスポリマーメディウム・ジェルメディウムを使用しました。3年経過した現在、かなり痩せて艶が落ちて来ました。

(1998製作、2001.11.3記)



本編:
「能勢口と国鉄前を結んでいた能勢電」
「続・能勢口と国鉄前を結んでいた能勢電」

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