再開発前の川西中心部市街図 （私家版）
複数の地形図・市街図を参考に、再開発前の川西中心部の地図を作成してみた。線路１本１本の配線は[5]に見える1980年代頃の市街図を参考にしているが、川西池田の西方については含まれていないので、写真を参考に補った。 [46]には1960年発行（1947修正測量）の1/25000国土地理院地形図が転載されており、大まかな当時の様子を知るには十分である。また、[5]は建物の形状も記されているが、ここでは省略した。 道路もすべて書き込んでいるわけではないし、省略する基準を設けているわけでもない。また、縮尺には多少の誤差が含まれているのでご了承願いたい。
再開発前の川西中心部市街図 （私家版）
川西市立図書館に古い地形図（市の作成したもの）がないか尋ねたところ、古い版については保管していないとの答であった。 昭和29年、市制施行時のものが国会図書館に所蔵されているのだが（「川西市全図其の一〜三, 1:10,000都市計画図」 昭和29年12月測量・同月印刷）、残念なことに市街中心を含む「其の二」が失われている。
1970年頃、この辺りの商店の壁などに川西商業地図（一般によく見かける商店を中心とした地図で、空白に商店の宣伝が書き込んであるもの）が貼ってあった。結構道路や建築物の位置関係が詳しくわかるものだったように思うし、商店の分布を研究する上でも貴重な資料といえるものなので、どこかで保存してあるのではないだろうか。（昭和初期のものは文献[99]に復刻されている。これは地図付き職業別電話帳のようなもので、川西町内を見ると広告が掲載されている商店が十数件確認できる。川西市立図書館にも展示されていた。）
川西池田駅前の食堂に貼ってあった商業地図（部分） （背景に写っていたものなのでピントが合っておらず、雰囲気しか分からないが国鉄の線路がはっきり見える。全体の大きさはこれの２倍ちょっとで、残りの部分は下に広がっている。）